「編集者」の仕事 本の企画を立て、でき上がるまでを管理
大手出版社の求人事情
編集者の給与は、所属する会社の実績などによってかなり差があります。たとえ会社規模が小さくても、ベストセラーを出せば収入も多くなります。大手出版社の編集者の給与は、平均的に見てほかの職業よりも高いと言えます。大手出版社の初任給は26万円くらいで、これに諸手当がつきます。ただし、他業種と同じ程度の会社も少なからずあります。会社の大小にかかわらず、仕事はとても忙しく、時間もかなり不規則です。
編集者に最も必要な企画力の源泉となるのは好奇心なので、旺盛な好奇心は欠かせません。それに加えて柔軟な発想力や流行感覚も求められます。また、フォトグラファーやイラストレーターなど、いろいろな専門家と仕事をするので、人と上手につき合える能力も必要です。さらに、文章のよしあしが判断できる読解力やデザインなどについての美的感覚も求められます。 編集者は人気職業ですが、大手出版社でも、編集関係の新卒採用者数は例年十数人と、ごく少数です。採用試験には、学部や専攻が特に問われないこともあって、各学部から志願者が殺到し、入社試験の倍率は大変高くなり、人気の出版社では、100倍以上の倍率となるところもあります。編集プロダクションでは、新人も募集しますが、中途採用で経験者を採用することが多いようです。
編集者には幅広い知識や教養が要求されるため、多くの出版社の応募資格は、大卒者および大学院修了者となっています。学んでおくと有利な学問は特にありませんが、文章にかかわる仕事柄、文学系学部の出身者を採用することが多いようです。ただし、法律関係や教育関係などの専門書を出版している出版社では、大学で関連の学問を専攻した学生を優先的に採用することもあります。また、一部の専門出版社や編集プロダクションでは、短大や専門学校出身者に門戸を開いているところもあります。なお、出版社では、臨時社員やアルバイトを募集しているところもあるので、それに応募して、編集や校正の技術を身につけておくのも一つの方法でしょう。